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英単語の省略ルールとは?ネイティブが使う4ルールまとめ

日本語同様、英語でも長い単語を省略することってあります。

LINEやFacebookなどのSNSでは特にそうですね。Youtubeのコメント欄をみても省略された英単語があふれかえっています。

またプログラミングの世界では変数名として英語を使います。ここで省略することが結構あるのでルールを覚えておくとスムーズです。

今回は英単語を省略する際によく使うルールをご紹介します。

そもそも英語を省略するのはなぜ?

そもそも英語を省略するのはなぜ?

そもそもなぜネイティブは英単語を省略するのでしょうか?その理由は「2つ」あります。

理由1つ目は、時間を短縮するためです。

全てを言ったり書いたりすると文字数が長くなるのでめんどくさいからです。

短く簡潔に表現するためです。合理的ですね。

 

日本語でも短縮して言うことって結構ありますよね。英語でも利便性重視のため省略することがあります。
 

理由2つ目は、かっこいいからです(笑)。

SNSにより英語は独自の言語として発達してきた背景があります。

例えばAFAIK :as far as I know「私の知る限り」という表現があります。

これはSNSやメールの発達により出現した独自の言語とも言えます。

省略した言葉を知っているとちょっとかっこいいですね!また使えているとかっこいいです。

とはいえフォーマルな書類などに記載する場合は正しく記載するのがコツです。

 

ちなみに英単語の略語を検索するサイトがあるのはご存知ですか?

僕のほうで厳選3サイトをまとめておきましたので興味ある方は下記のページを読んでみて下さい。

英単語の略語検索サイトって?おすすめサイト3選

英単語の省略ルールはざくっと知っておくとラク

英単語の省略形には一定のパターン・ルールが確かに存在します。

後述しますがおよそ「4つ」あるんですね。

この4つのルールをザクっと知っておくだけで英単語をみても「あーこれはあれの略かな」と推測できます。
 

また省略形として英単語を暗記するときにも大変役立ちます。なのでまずはざくっとこれから説明する「4つの原則ルール」を読んでいただいて頭に入れておいてください。

 

英単語を省略するルールとは?

英単語を省略する原則ルールは4つ!

英語において英単語の形をみてみますといくつかのパターンにわかれます。

英単語の省略ルールは大きくわけて4つ!

ただしルールといっても原則ルールです。「このときはこういう」「あのときはああいう」といった例外もありますよ。これは英語が言語という性質上時代とともに流動的に変化していくものなので仕方がないです。だからあくまで「原則」としてルールがあると捉えてくださいね。

それではさっそくいきましょう!

英単語省略ルール1.縮約系

英単語省略ルールその1は縮約系。

英語でいうとshortning(ショートニング)です。

shorteningとは文字通り「長い英単語」を短くしたもの。shortningは日本語では「縮約系」という聞きなれない言葉で呼ばれています。ちなみに海外ではshortningではなくclippingと言われることもあるようですよ(参照:Wikipedia)。

shortningが使われるポイントは「長い英単語」です。文字数でいえば7文字以上の英単語の場合に使われることが多いと言えます。たとえば例として下記の英単語をご紹介しましょう。

  • influenza ⇒ flu
  • advertisement ⇒ ad
  • weblog ⇒ blog
  • Mediterranean ⇒ Med
  • Professor ⇒ Prof. 
  • January ⇒ Jan. 
  • DecemberDec. 

 

ちなみにJuneという英単語は4単語ではありますがJun.となります。

一方でMayという英単語の省略形は「ない」です。短すぎますから省略の必要はないですものね(笑)。

shortningのルールによる英単語はすでに知名度が高い言葉ばかりですね。ですので英語辞書には結構掲載されています。実際に有名な辞書サイトであるCambridge Dictionaryで調査してみたんですが上記の言葉はすべて掲載されていました。

英単語省略ルール2.短縮形

英単語省略ルールその2は短縮形。

英語でいうとcontractionです。

contractionは「英単語の中間を省略する表記ルール」ですね。つまり「最初と最後の文字だけを残した略語」です。

contractionは日本語では「短縮形」といいますがピンときませんね。例をみるのが一番早いのでご紹介しましょう。

  • doctor:Dr.
  • street:St.
  • Boulevard:Blvd.
  • government:govt.
  • I am ⇒ I'm
  • they have ⇒ they've

上記のI'mやthey’veのように2つの単語を短縮することもあります。

英単語省略ルール3.頭文字形

英単語省略ルール3つ目は頭文字形。

英語でいうとacronymまたはinitialismと呼ばれるルールです。

英単語の「initialism」という形からもわかるようにイニシャル(頭文字)をとって省略形にするルールです。

ですのでこのinitialismは複数個の英単語の場合に使われますね。たとえばUnited States of AmericaはUSAとなります。

 

acronymとinitialismも両方とも英単語の頭文字をとってくるルールなんですけど違いは下記になります。

  • acronym:頭字語。省略した言葉を1つの単語として発音するもの(例:NATO)。
  • initialism:頭文字語。省略した言葉の文字を1つ1つ発音するもの(例:CD)。

マニアックな知識かもしれませんが違いはあるので一応記載しておきました。でもacronymでもinitialismでも広義的にみて同じ意味と思っても構わないでしょう。両方とも頭文字をとってくるだけです。

 

それでは以下に英単語の例を流しておきましょう。

  • United States of America:USA
  • United Kingdom:U.K.
  • National Atlantic Treaty Organization:NATO
  • National Aeronautics and Space Administration:NASA
  • United Nations Educational:UNESCO
  • World Health Organization:WHO

ちなみにピリオドはあってもなくてもOKです。厳密なルールはなくどちらでも使われます。

それから下記のようにフレーズの一部をまとめる形もこのルールに含まれます。

  • as soon as possible:ASAP(できるだけ早く)
  • as far as I know:AFAIK (知る限りでは)
  • B2K:Back to keyboard(机に戻る)

英単語省略ルール4.母音省略形

英単語省略ルールその4は「母音省略形」です。

英単語の母音と子音についてはご理解いただいていますか?ざくっと説明しておきましょう。わかりやすく日本語で説明すると

  • 英単語の母音は「ア・イ・ウ・エ・オ」の音
  • 英単語の子音はそれ以外

と覚えておけばOK!

さて本題です。この英単語から母音を省略するルールはネットスラングでよく使われているルールです。さっそく例を記載しておきます。

  • management:mgmt
  • recipt:rcpt
  • please:pls
  • image:img
  • letter:ltr
  • thanks:thx

最後の英単語「thanks」のケースは面白いですね。ルール通りだとthanksから母音をとると「thks」になるはずです。ですがさらに「ksをxにする」という省略をかましているので「thx」となっています。

この辺が冒頭で言ったように「原則ルールであって単語によってさらに変化はあり得る」というわけです。

このように母音省略形のルールでは長い英単語は3文字か4文字の英単語に省略されることがほとんどです。youtube動画のコメント欄やSNSをみますとこういった省略形でのやりとりがよくあるのがわかります。

まとめ:英単語の省略ルールは4つある!

英単語の省略ルールは「4つ」ありました。それは下記の4つです。

  1. 縮約系
  2. 短縮形
  3. 頭文字形
  4. 母音省略形

このように英単語の略語というのはルールが確かにあります。

そして略語は身近なところでも使われています。

  • 短縮形は単に便利ということだけではなく、共通の言語として最近は認識されつつあります。
  • そのため専門分野で英語を勉強する際には短縮英語や短縮するルールについても知っておくと便利ですよね!

ルールをざくっと知った後は実際に英単語の略語を覚えていきましょう。

  • 筆者の経験上よく使う単語の略語は暗記してしまったほうが早いです。
  • 英単語の略語リストは長くなるので別の記事にまとめておきますね。

たくさんの英語表現がありましたがすべてを覚える必要はありません。このページをブックマークしておいてください。そして必要なときに思い出してご利用下されば幸いです。

この記事があなたのお役に立てれば幸いです。ありがとうございます。

六単塾塾長 祐樹せつら

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