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「など」の英語表現を契約書で書くときの注意点まとめ

「など」の英語表現を契約書で書くときの注意点をご存知ですか?

「など」を英語契約書で書く際の表現は大きく3つあります。

  1. such as
  2. and the like
  3. etc.

そして英語表現によっては注意して使わないと契約上問題になることもあるのです。

詳しい内容はこちらもご覧ください。

そこで今回は「など」の英語表現を契約書で書くときの注意点をまとめました。ぜひ参考にしてください。

「など」を英語契約書で書く際の表現3選

such as

「など」を英語契約書で書く表現にsuch as があります。

  • 発音と読み方:ッチアズ
  • 参照:Cambridge Dictionary
  • 使い方:
    • the things such as A, B, and C (意味:AやBやCのようなもの)
      • 例文:America wants to eliminate tariffs on items such as electronics.
      • 意味:アメリカは電子機器などの品目の関税を撤廃したがっている。
    • such as の「など」はA,B,Cを包む概念となります。
    • 冒頭に出てくる the things の例としてA、B、Cを明記します。
    • 日本語だとたとえば「家畜(馬、牛など)」というイメージで使います。
  • 英語契約書での注意点
    • such asは先に上げたものに例が含まれることが前提になっています。
    • よって例はある程度似ていて読者が推測できるような例でなければいけません。
    • 例が明記されていることから英語契約書上では後で問題が起こりにくい記載方法とも言えます。

参照:Cambridge Dictionary

and the like

「など」の英語論文の表現としてand the likeがあげられます。

  • 発音と読み方:エンド ザイク
  • 参照:Cambridge Dictionary
  • 使い方:
    • A, B, C, and the like(意味:AやBやCなど)
      • 例文:Soldiers, policemen, and the like were called in to help with the emergency.
      • 意味:兵士や警官などが緊急事態を支援するために招集された。
    • and the likeの「など」はAやBやC以外のもの。ただしAやBにCに似ているものを指します。
    • 位置づけとしては並列の意味になります。
  • 英語契約書での注意点
    • 英文契約書ではand the likeは「同種の~など」という意味で使用されます。
    • 逆に否定文を使って「これらに限らない」という意味で使う場合もあります。
    • and the likeの前に提示されていることに類似性のあるものが契約書上で対象になることに留意しましょう。

etc.

「など」はフォーマルな英語でetc. となります。

  • 発音と読み方:エトトラ
  • 参照:Cambridge Dictionary
  • 使い方:
    • A, B. C, etc. (意味:AやBやCなど)
      • 例文:I have so much yarn, fabric, needles, pins, etc.
      • 意味:糸・布・針・ピンなどたくさん持っています
    •  etc.の「など」はAやBやCとは別の概念として並列関係にあります。
  • 英語契約書での注意点
    • つまりAやBやCが挙げられても例としてetc.が何を指すかは不明です。
    • このあいまいな概念は英語契約書では避ける必要があります。そうしないと後で問題が発生します。
    • 和文契約書から英文契約書にする場合にetc.が多用される場合がありますが避けるほうが得策でしょう。

「など」を英語契約書で書く際の注意点

etc.は英語契約書では避けたほうがいい

etc.は英語契約書では避けたほうがよいでしょう。

  • 先ほども述べましたがetc.はそれまでの例とは概念が違う場合でも使える英語表現です。
  • 英語契約書は元々紛争を避けるものですのであいまいな表現はなるべく避けることが得策です。
  • もともと英文で作られた契約書はetcはあまり使われないようです。
  • etc.の代わりにincluding but not limited to といった用語を代わりに使う場合があるようです。

参照:Etc.(英文契約書用語の弁護士による解説)

others は英語契約書で使わない

others は英語契約書で使わないほうがいいでしょう。

  • 和文契約書から英文契約書を作る際にetc.と同様にothersが使われることが多いようです。
  • これはetc.と同様で含有関係がないので契約者双方が勝手な解釈をする可能性が高いです。
  • 紛争を避けるためにもothersは使わないことがふさわしいです。
  • 他に and others や other things や otherwise などの英語表現も契約書ではさけたほうがいいでしょう。

「など」の英語表現に関する関連動画

other と another の正しい使い方

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「など」の英語クイズ

穴埋め問題にチャレンジ!

  • 「彼女はバナナやリンゴなどが好きだ」を英語にすると?
    She likes bananas, apples, and ____ on.
  • 「A・B・そしてCなど説明せねばならない」を英語にすると?
    I have to explain A, B, and so ____
  • 「チーズやパンなど買わなければならない」を英語にすると?
    I have to buy some cheese, ____, and so on.
  • 「彼女は花がついたドレスなどを着る」を英語にすると?
    She wears dresses with flowers on and ____ like that. 
  • 「私は電球交換などをする」を英語にすると?
    I change light bulbs ____ things ____ that. 
  • 「私が欲しかったのはこれとあれとなどなどだ」を英語にすると?
    I ____ this and that and ____ blah blah. 

答えはこちら

「彼女はバナナやリンゴなどが好きだ」を英語にすると:
She likes bananas, apples, and so on.

「AやBなど説明せねばならない」を英語にすると:
I have to explain A, B, and so on. 

「チーズやパンなど買わなければならない」を英語にすると:
I have to buy some cheese, bread, and so on.

「彼女は花がついたドレスなどを着る」を英語にすると:
She wears dresses with flowers on and things like that. 

「私は電球交換などをする」を英語にすると:
I change light bulbs and things like that. 

「私が欲しかったのはこれとあれとなどなどだ」を英語にすると:
I wanted this and that and blah blah blah. 

「彼女は私に興奮のほどや喜びのほどなどを言った」を英語にすると:
SHe said to me how excited and pleased, blah-blah-blah.

「ハンバーガーやポテトチップスなどは避けたい」を英語にすると:
I have to avoid unhealthy foods such as hamburger and chips. 

まとめ

今回の記事では「など」の英語表現を契約書で書くときの注意点をまとめました。

英語契約書で使える「など」の表現として代表例を3つ挙げましたね。

  1. such as
  2. and the like
  3. etc.

such asの前にあるものに例文が含まれる場合に使う必要があります。and the likeは例が似ている必要があります。そしてetc.は使われがちですが例が並列関係にあるためなるべく避けたほうがいいでしょう。

たくさんの英語表現がありましたがすべてを覚える必要はありません。このページをブックマークしておいてください。そして必要なときに思い出してご利用下されば幸いです。

この記事があなたのお役に立てれば幸いです。ありがとうございます。

六単塾塾長 祐樹せつら

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