英語を楽しもう。ラクしよう。
「正」の字を書く方法は英語圏の数え方ではないことをご存知でしょうか?
日本では「正の字」を使ったカウントの仕方が一般的ですね。でも英語圏では違う数え方をします。
そこで今回は「正」の字を使わない英語圏の数え方についてまとめました。ぜひ参考にしてください。
数え方(カウント)には「画線法」と「指を使う方法」の2つがあります。
日本では「正の字」を使った数え方が一般的ですね。このようなカウントの仕方を画線法(かくせんほう)と呼びます。
といっても日本では「画線法」という名称は知られておらず「正の字で数える」という風にいいますが。
画線法は5つ単位で表記する方法が一般的です。日本では「正」の漢字を用いて5までの数を表現しますよね。
5つ単位である理由は「人間の片手の指の総数と等しい」ことのようです。片手の指で数える方法と同様に使えるからですね。
いずれにせよ数の数え方が国によって違うことは面白いものです。
英語圏(ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランド、北アメリカ)の「正」を使わない数え方について紹介しましょう。
英語圏で一番よく使われているのは「Tally(タリー)」と呼ばれるカウントの仕方です。
画像の「中段」をご覧ください。
縦線4本に斜め線1本が貫くこの形はTally marksといいます。アメリカでは一般的な数え方になります。
漢字を使う漢字圏では「正の字」ですが非漢字圏ではこのTallyと呼ばれる棒を使って数えていきます。
英語圏(アメリカ)での指を使った数え方をまとめておきます。
正を使った画線法だけでなく指を使ったカウント法も日本と英語圏では違うので面白いです。
tally markの書き方と数え方についてまとめました。
tally markを使った「最後の斜めの線」(4つの縦線をクロスする斜めの線)の向きは自由とされています。
つまりtally marksの最後の斜め線は「左上がり」でも「右上がり」でもOKとされています。
この辺は「正の字を書く数え方」とは違いますね。「正」の場合は厳密に形が決まっていますので。
詳しくは下記の動画をご覧ください。英語の発音もあってためになります。英語上達にもなりますのでぜひご覧ください。
英語圏以外(中国や韓国)の数え方は正を使うのでしょうか。答えはYESです。
「正」の字は日本だけではなく中国や韓国でも使われているので数え方も同じなんですね。
要するにば漢字を使う国は「正」を使った数え方をすると言ってもよさそうです。
なお「正の数」の英語表現はこちらをご覧ください:「正の数」は英語で何という?数学で使う用語と例文まとめ
英語圏以外(スペイン、チリ、アルゼンチン、ブラジル)の数え方は正を使うのでしょうか?
答えはNOです。英語圏以外(スペイン、チリ、アルゼンチン、ブラジル)の数え方は日本や英語圏とは違います。
図のように「升」のような記号を画線法として使われています。
5つ目に斜め線を入れるのは英語圏の数え方とかなり似ていますね。
今回の記事では「正」の文字を使わない英語圏の数え方(カウントの仕方)についてまとめました。
たくさんの英語表現がありましたがすべてを覚える必要はありません。このページをブックマークしておいてください。そして必要なときに思い出してご利用下されば幸いです。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。ありがとうございます。