英語を楽しもう。ラクしよう。
「公務員」には英語は必要になのでしょうか?
公務員試験では英語が必要な場合と不要な場合があります。公務員の仕事にも英語が必要な場合とそうでない場合があります。
そこで公務員が英語は必要なのかを「試験」と「職場」の2点に絞ってまとめました。ぜひ参考にしてください。
公務員試験では英語力があれば有利です。
「国家公務員一般職試験」では英語を選択できるので有利です。
国家公務員一般職試験には「専門試験」があります。複数の科目から選択できるのですがその中に英語も含まれています。
国家公務員一般職試験の専門科目で選択できる英語の科目は「2つ」あります。
「国家一般職の専門科目は何を選んだらいい?」と迷っておられる方は英語を選択肢に入れることを検討してください。苦手意識がないようならせめて1科目だけでも英語を専門で選択すると有利です。
下記にも詳しくまとめていますので参考にしてください。
「国家公務員総合職試験」ではTOEICなどの点数を加算できるので英語力は有利です。
国家公務員総合職試験ではTOEICなどの試験の成績が必要となります。
なぜなら加点を狙えるためです。
国家公務員総合職試験には一次試験と二次試験がありますがこの合計点数に外部の試験結果の点数を加点できるのです。
たとえば2020年4月時点ではTOEIC600点以上で15点加算。
730点以上で25点が加算されます。他にもTOEFL・IELTS・英検の成績を加点できます。
ちなみにTOEICスコアの加点証明などの書類は二次試験の面接試験にて必要になります。
総合職の職員は政策や企画など高度な知識や技術、経験を必要とするので英語力が求められているのでしょうね。
もちろん教養問題にも英語は出題されます。その対策についてはこちら。
「地方公務員試験」でも教養科目に英文問題があるので英語力はあったほうがいいです。
公務員試験は試験種や自治体により出題される科目が異なります。大きくは教養科目と専門科目があります。
教養科目は大半の公務員試験で必須ですがこの中の「文章理解」という英語の長文問題を解く問題があります。
公務員の多くの職場では英語はあまり必要ないといえます。
公務員は英語を使う機会は限られています。
なぜなら公務員では交渉事への対応や内外調整などの行政能力があるほうが重要だからです。
つまり英語に限らず語学は二の次です。
とえば国際会議などの場面では間違いがあってはいけないので通訳者に任せることが多いです。
個人の語学能力よりも通訳者や翻訳者などと一緒に組織で行動するのが公務員なのです。
それに語学ができるからといって語学を使う部署に配属されるわけではありません。
結局のところ英語を使う機会は限られます。
詳しくはこちらにもまとめています。
ただし公務員でも英語が必要な職種を選べば話は別です。
国家公務員・地方公務員でも英語を使う職種を選べば日常的に英語は必要になります。
確かに公務員の職種を選ばなければ英語を使う機会は少ないです。
しかし逆にいうと職種を選べば英語を使う業務を日々こなすこともできるのです。
公務員で英語を使う業務にあたる職種をまとめました。
「国連職員」は英語を使う職種です。
外務省や各省庁の国際部門、政府関連の団体でも活動します。
そのため必要な英語力は非常に高いです。フランス語・中国語など他国の言葉も習得の必要性が問われます。
「入国審査官」は英語を使う職種です。
旅行者などの訪日外国人に対するパスポート審査・出入国の審査・不法滞在外国人の取り締まり・国内残留外国人の在留資格調査など重要な仕事を任されます。
その意味で必要とされる英語力は高いです。
「航空管制官」は英語力が必要とされる公務員の職種です。
日本の空港に着陸する航空機をパイロットとやり取りして正しく誘導する仕事です。
間違いがあって事故があってはいけないのでやはり必要とされる英語力は高いです。
コミュニケーション力以上に専門知識も必要ですね。必要性が問われます。
「防衛省専門職員」は英語力が必要とされる公務員の職種です。
海外の地域情勢や軍事情勢の情報について収集・整理・分析します。
資料の翻訳や通訳業務も果たしますし自衛官等に語学を教える業務も携わります。
各国とのやり取りを円滑にして安全保障体制の構築につなげる重要任務のため必要な英語力は高いです。
「外務省専門職員」は英語力が必要とされる公務員の職種です。
日本の立場を理解してもらうよう国内外問わず英語で発信する役目を担います。
各国との経済交渉や文化交流活動も行なうためコミュニケーション力として高い会話力が必要とされます。
さらにその国に関する文化背景や政治情勢などの理解の必要性が問われます。
「国際犯罪捜査官」は英語力が必要とされる公務員の職種です。
外国人犯罪捜査をする警察官が国際犯罪捜査官です。
外国人相手に取り締まりをしたり潜入捜査する際に英語を使う機会があります。
読み書きよりもコミュニケーションとしての会話力が必要とされます。
「観光庁職員」は英語力が必要とされる公務員の職種です。
観光地や観光施設の改善業務をしたり日本に来る外国人の旅行客を増やすPR業務になります。
海外の重要なお客様向けの広報担当という意味もあるので恥ずかし英語は使えませんね。
せめて日本の魅力を伝えられる流暢なコミュニケーション力の必要性が問われます。
「公立学校の英語教師」は英語力が必要とされる公務員の職種です。
中学校・高校にて英語を教える教職。
最近は学校での英語力もコミュニケーション的に高いレベルが求められています。
英語への必要性は問われてきますね。
「県庁・市区村町の観光課」は英語力が必要とされる公務員の職種です。
観光客向けて自治体のPR業務を担当する業務です。
具体的には海外向けのホームページや動画の作成。海外出張したPR活動。
観光・空港系のインバウンド顧客の獲得業務などになります。
広報担当ですので日常会話レベルの英語力は必要とされます。またそういう人材が必要とされています。
「県庁・市区村町の市民課・住民課・福祉課」は英語力が必要とされる公務員の職種です。
在日外国人や英語圏からの移住者に対して手続きなどの窓口対応が主な仕事になります。
そのほかにも姉妹都市との交流活動の企画運営。
地域に住む外国人のサポート・外国語での広報誌の作成業務。商工産業系の外国への売り込み・外務省やJETROの現地事務所への出向などがあげられます。
海外移住者が多い地域では窓口業務でも「英語を話せる人材」が必要とされています。日常会話レベルがの英語力は必要ですね。重宝されると思います。
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答えはこちら
「彼はキャリアのある公務員でした」を英語にすると?
He was a career civil servant.
「今のところ彼女は従順な公務員です」を英語にすると?
Until now she has been an obedient civil servant.
「公務員が生活手段を失うことはありません」を英語にすると?
The public officer may not lose the means of subsistence.
「私は公務員に関する規則を知っています」を英語にすると?
I know the rules relating to the public officer.
「上級公務員は政府の秘密計画をメディアに暴露しました」を英語にすると?
A senior civil servant has reveled secret government plans to the media.
「ほとんどの公務員は配偶者と仕事について話します」を英語にすると?
Most of civil servants talk to thier spouse about work.
今回の記事では公務員は英語を必要なのか?試験と職場の2点に絞ってまとめました。
ポイントは3つです。
現場レベルでは公務員の英語力は必要とされる機会は増えているようです。
英語力は簡単に身につくものではなく日ごろの練習が必要になります。必要に迫られないと英語の勉強はしにくいものですからぜひ英語を使う必要性のある職種を選んでみましょう。
たくさんの英語表現がありましたがすべてを覚える必要はありません。このページをブックマークしておいてください。そして必要なときに思い出してご利用下されば幸いです。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。ありがとうございます。